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子供の歯ぎしりの音を聞くと、歯が削れていないか、顎に負担がかかっていないかと不安になりますよね。今回は子供の歯ぎしりが起こる主な原因と対策、受診した方が良い目安についてわかりやすく解説していきます。
子供の歯ぎしりとは

子供の歯ぎしりがどんな状態を指すのか、そしてどのくらいよくあることなのかを見ていきましょう。
どんな状態が「歯ぎしり」?
歯ぎしりは、睡眠中に「ギリギリ」という音がしたり、歯を強く噛みしめる動きが見られる状態です。音がしないタイプもあり、朝起きたときに顎がだるい、歯がすり減ってきた、頬の内側に噛み跡がある場合も歯ぎしりの可能性があります。
子供の歯ぎしりはよくある?
子供の歯ぎしりは珍しいものではなく、乳歯の時期〜生え変わりの時期に見られることがあります。歯や顎の成長途中では、噛み合わせが変化しやすく、その調整の一環として起こることもあります。
子供の歯ぎしりの原因
子供の歯ぎしりが起こる主な理由を「成長」「生活」「噛み合わせ」「呼吸」の4つに分けて説明します。
歯の生え変わり・顎の発達によるもの
子供は歯の生え変わりや顎の成長で噛み合わせが日々変わり、歯の当たり方を調整するように歯ぎしりが出ることがあります。このタイプは一時的なことも多く、成長とともに落ち着くケースも少なくありません。
ストレスや生活リズムの影響
緊張や不安、環境の変化(園・学校、習い事など)があると、眠っている間に噛みしめが強くなり歯ぎしりが増えることがあります。また寝不足や夜更かしなどで睡眠が浅いと、歯ぎしりが起こりやすくなる傾向があります。
噛み合わせ・歯並びが関係するケース
上下の歯が当たりやすい場所があると、無意識に顎を動かして歯ぎしりが起こることがあります。歯並びの凸凹、詰め物の高さ、奥歯の当たり方などが影響する場合もあります。
口呼吸・鼻づまりなど呼吸の影響
鼻が詰まって口呼吸になると、舌や顎の位置が安定しにくく、睡眠中に噛みしめが強くなることがあります。いびき、口が開いて寝る、朝起きたとき口が乾くなどは、口呼吸のサインです。
子供の歯ぎしりが続く場合のリスク

歯ぎしりが続いたときに起こりやすい「歯への影響」と「顎・睡眠への影響」を分けて説明します。
歯への影響(すり減り・欠け・しみ)
歯ぎしりの力は子供でも強く、歯の表面がすり減ったり、歯の先が欠けたりすることがあります。すり減りが進むと、冷たいものがしみる・噛むと痛いなどの症状が出ることがあり、放置すると悪化しやすい点が問題です。
顎や睡眠への影響
歯ぎしりが続くと顎の筋肉が疲れ、朝の顎のだるさや口が開けにくい、頭痛につながることがあります。また睡眠が浅くなり、日中の集中力低下や機嫌の悪さとして現れるケースもあります。
歯医者に行くタイミングは?受診の目安
歯ぎしり自体は成長過程で見られることもありますが、以下のようなサインが当てはまる場合は、歯や顎を守るために早めに受診しましょう。
・歯がすり減って平らになってきた/欠けた
・冷たいものがしみる・噛むと痛い
・朝に顎がだるい・口が開けにくい・顎が痛い
・歯ぎしりが毎晩のように続く/音や力が強くなってきた
・いびき・口呼吸・鼻づまりが目立つ
子供の歯ぎしりを軽減する対策

歯ぎしりを軽減するために家庭でできる対策をご紹介します。
寝る前の環境づくり
寝る直前まで強い刺激があると眠りが浅くなり、歯ぎしりが出やすくなることがあります。就寝前はテレビ・スマホの時間を短くし、照明を少し落として静かに過ごすのが基本です。入浴→水分→絵本など、毎日同じ流れを作ると気持ちが落ち着き、眠りの質が整いやすくなります。
日中の姿勢・食事で顎を整える
日中の姿勢が崩れると顎や首まわりの筋肉が緊張し、噛みしめが強くなることがあります。座るときは背中を丸めすぎず、頬づえやうつ伏せ寝の癖がある場合は少しずつ減らしましょう。
食事は「よく噛む」習慣が大切で、左右どちらか片方だけで噛む癖がある場合は意識して整えると効果的です。
保護者ができるストレスケア
子供は緊張や不安を自分で言葉にしにくく、眠っている間の歯ぎしりとして出ることがあります。まずは叱って止めさせようとせず、「今日はどうだった?」と短い会話を増やし、安心できる時間を作りましょう。
生活リズムを整え、疲れが強い日は早めに休ませるだけでも、歯ぎしりが軽くなるケースがあります。
当院で行う歯ぎしりの治療
歯ぎしりの原因を確認したうえで、子供の歯や顎を守るために当院で行う対応を説明します。
原因の見立て・歯や顎のチェック
まずは歯ぎしりの強さや頻度の目安を聞き取り、歯のすり減り・欠け・しみる症状がないかを確認します。あわせて噛み合わせや歯並び、顎の動き(口が開けにくい、痛みがあるか)もチェックし、原因を整理します。
必要に応じて経過観察の目安もお伝えし、家庭での対策と当院での対応を組み合わせて進めます。
マウスピース(ナイトガード)で歯を守る
歯ぎしりの力が強く歯がすり減っている場合は、眠っている間に装着するマウスピースで歯を保護します。目的は「歯ぎしりを無理に止める」ことよりも、「歯や顎へのダメージを減らす」ことです。作製後も、成長に合わせて合い具合を調整し、違和感や痛みが出ないようにフォローします。
歯列矯正で歯ぎしりを軽減
噛み合わせや歯並びが原因で歯の当たり方に偏りがある場合、矯正治療が有効になることがあります。歯の接触が整うことで、特定の歯や顎にかかる負担が減り、歯ぎしりの悪影響が出にくくなることがあります。
矯正が必要かどうかは状態によって異なるため、まずは診察で原因を確認し、一人ひとりに適した方法をご提案します。当院では、インビザラインファースト・Smartee(スマーティ)・拡大床・ワイヤー矯正に対応しています。
神戸市垂水区で子供の歯のご相談は春藤歯科医院へ

子供の歯ぎしりは成長の過程で見られることもありますが、強く続く場合は歯のすり減りや顎への負担につながることがあります。原因は生え変わりだけでなく、生活リズムや噛み合わせ、口呼吸などが関係することもあるため、状態に合わせた見立てが大切です。
当院では、歯や顎のチェックを行い、必要に応じてマウスピースや矯正などの対応をご提案します。
神戸市垂水区で子供の歯のことなら春藤歯科医院へぜひご相談ください。