神戸市垂水区舞子台の歯科医院 春藤歯科医院

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インビザラインで後悔しないためにはどうしたらいい?注意点も解説!

2024年04月09日

こんにちは。神戸市垂水区にある春藤歯科医院です。

インビザラインで後悔した男性

インビザラインは、透明のマウスピースを装着して力を加えて、歯を動かして歯並びを整える矯正方法です。アメリカの会社であるアライン・テクノロジー社によって、1997年に開発されました。アメリカやヨーロッパ、日本など、さまざまな国で行われている治療です。

インビザライン矯正のメリットは、装着していても目立ちにくいことや痛みや違和感が少ないことがあげられます。通院頻度もワイヤー矯正よりも少なく、1〜2ヶ月に1回程度です。

さまざまなメリットがあり広く普及しているインビザライン矯正ですが、治療を受けたことを後悔しているという声もあります。それはどうしてなのか、インビザライン矯正を検討している方は気になるでしょう。

今回は、インビザライン矯正で後悔した例をご紹介し、そうならないための注意点を解説します。

インビザラインで後悔した例

インビザラインで後悔した人

インビザライン矯正を行って後悔した例は、以下の通りです。

出っ歯になってしまった

インビザライン矯正後、出っ歯になることがあります。十分なスペースを確保せずに無理に歯を並べようとした場合に起こることが多いです。

矯正治療では、スペースを確保するために歯を削ったり抜いたりします。健康な歯を抜くことをためらう方もいるでしょう。

しかし、抜歯をしなくては歯を並べることが難しいケースもあります。カウンセリングの段階で、その点はしっかりと確認する必要があります。

噛み合わせが悪くなってしまった

矯正治療を行う時は、噛み合わせも考慮して治療計画を立てる必要があります。適切に治療計画を立てられなければ、歯並びが整っても噛み合わせが悪い状態になるかもしれません。

歯の動きと噛み合わせに関する知識が不十分な歯科医師が、難しい症例を治療した場合に起こりやすいトラブルです。インビザライン矯正を行える歯科医院は多くありますが、矯正治療の経験が十分かどうか確認する必要があるでしょう。

ブラックトライアングルができた

矯正治療をすることによって、歯茎と歯の根の間に三角の隙間ができることがあります。すき間が黒く見えるため、ブラックトライアングルと呼ばれています。

矯正治療で歯並びを整えても、ブラックトライアングルが目立つと治療したことを後悔するかもしれません。

歯を削って小さくなった

インビザライン矯正で歯を動かせる十分なスペースがない場合、歯の表面のエナメル質を0.2~0.5mm程度削るIPRという処置を行うことがあります。削るといっても、見た目の印象が変わるほどではありません。

しかし、健康な歯が小さくなってしまったと後悔する方もいます。IPRを行うかどうかは治療計画を作成する段階で分かるので、事前に確認しておきましょう。

治療後に後戻りした

一度矯正治療によって歯が動いても、特に治療直後は歯周組織が不安定な状態なので、歯が元に戻ろうとする力が働きます。歯がもとの位置に戻ろうと移動することを後戻りと言いますが、矯正治療後に後戻りすると後悔するでしょう。

後戻りを防ぐために、歯並びが整った後に保定装置で歯並びを固定します。患者さまの自己判断で保定装置の装着をやめると、時間と費用をかけて行った治療が無駄になってしまうので必ず歯科医師の指示に従ってください。

歯根が吸収された

神経のないや外傷を負った歯があったり、歯の根が短かったりする場合、矯正治療によって歯に力が加わることで歯根が吸収されてしまうこともあります。大きな力をかけられると歯根吸収が進みやすくなるので、力を加減しながら少しずつ歯を動かすことで予防できます。

治療期間が延長された

インビザライン矯正は、全体矯正の場合2~3年ほどかかります。何らかの理由で一般的な治療期間よりも長くなるケースもありますが、治療期間が延びると後悔するかもしれません。

インビザラインで後悔しないためにはどうしたらいい?

歯医者へ相談

インビザライン矯正で後悔しないためには、以下の点に気をつける必要があります。

インビザライン矯正の実績が豊富なクリニックを選択する

出っ歯になったり噛み合わせが悪くなったり、仕上がりに満足できない場合は治療計画の段階で問題があったと考えられます。さまざまな症例をインビザラインで治療してきたクリニックなら、このような問題は防ぎやすいでしょう。

ホームページなどを確認して、実績が豊富なクリニックかどうか確認するとよいでしょう。

マウスピースの装着時間・装着方法を守る

インビザラインのマウスピースは取り外せるため、患者さま自身がマウスピースをしっかり管理することが非常に重要です。装着時間は20~22時間が前提なので、基本的には食事と歯磨き以外の時は装着し続けてください。

マウスピースが歯にしっかり密着するように、特に新しいマウスピースに交換したばかりの時は、装着時にチューイーを使用しましょう。

マウスピースと口腔内を清潔に保つ

治療計画通りに矯正が進まない原因として、虫歯や歯周病になってその治療が必要となることが挙げられます。虫歯や歯周病を予防するには日ごろからのセルフケアが大切です。

マウスピースを外したら必ず水洗いして、汚れが付着していたら柔らかい歯ブラシでやさしく磨きましょう。必要に応じて洗浄剤を使用することも重要です。

食後には丁寧に歯磨きをして口腔内を清潔にしてから、マウスピースをつけてください。

通院を怠らない

インビザライン矯正では、治療開始時に治療に使用する全てのマウスピースを患者さまにお渡しし、ご自身でマウスピースを交換して治療を進めます。

しかし、2ヶ月に1回程度は通院し、状況を確認してもらわなければなりません。トラブルがあった場合にすぐに対応することで、治療期間の延長を防げます。

インビザラインの注意点

インビザラインの注意点イメージ

インビザライン矯正でスムーズに歯並びを整えるために、気をつけるべき点は以下の通りです。

マウスピースの装着時間を常に意識する

食事の際にはマウスピースを外さないといけないため、装着時間を守れないケースもあるかもしれません。再装着を忘れたり、飲み会や食べ歩きで長時間外したりしないように、慣れていない時はアラーム機能などを使うとよいでしょう。

再装着をしないといけないタイミングでアラームが鳴るように設定し、つけ忘れを予防してください。近年ではマウスピースの装着時間を管理するアプリも登場しているので、使用しても良いでしょう。

保定期間も指示通りに保定装置を装着する

「歯並びが整ったからもう大丈夫」と思う方は多いです。

しかし、どのような矯正治療でも後戻りするリスクがあるので、保定期間は保定装置を装着しましょう。定期検診に通うことも重要です。

食事の際は必ずマウスピースを外す

マウスピースを装着したまま食事をすると、マウスピースが傷ついたり破損したりする可能性があります。場合によっては新しいマウスピースを製作することになり、費用がかかるだけではなく治療期間の延長につながってしまうでしょう。

また、水やお湯以外の飲み物を飲む時もマウスピースを外すようにしてください。虫歯や歯周病のリスクが高まるだけではなく、マウスピースに着色汚れが付着することもあります。

喫煙はできる限り避ける

マウスピースをつけたまま喫煙すると、熱によってマウスピースが変形したり変色したりすることがあります。また、ニコチンによって歯茎の血行も悪くなるので、歯が動きにくくなります。

まとめ

インビザライン矯正をする人

インビザライン矯正は手軽に受けられる矯正治療というイメージがありますが、乱れた歯並びを整えるには長い時間がかかります。患者さまの歯並びの状態に合わせて、綿密な治療計画を立てる必要があるでしょう。

また、マウスピースを患者さまご自身がしっかり管理していないと、計画通りに歯が動かず後悔する結果になるかもしれません。インビザライン矯正中に不安なことや疑問点があったら、早めに歯科医院に相談してください。

インビザライン矯正を検討されている方は、神戸市垂水区にある春藤歯科医院にお気軽にご相談ください。

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