神戸市垂水区舞子台の歯科医院 春藤歯科医院

ブログ

BLOG

インビザラインの洗い方を徹底解説!頻度や注意点も

2024年05月28日

こんにちは。神戸市垂水区にある春藤歯科医院です。

マウスピースと洗浄するためのアイテム

透明なマウスピースを1日20時間以上装着する必要があるインビザライン矯正では、マウスピースをきれいに洗浄して使うことが非常に重要です。マウスピースを正しく洗浄しないとさまざまなトラブルを招き、計画通りに治療が進まなくなる可能性もあります。

本記事では、インビザラインのマウスピースの正しい洗い方を徹底解説します。「インビザラインの洗い方が分からない」「自己流でやっていたので正しい方法を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

インビザラインのマウスピースの正しい洗い方

インビザラインのマウスピースを洗っている人

まずは、インビザラインのマウスピースの正しい洗い方について解説します。正しい洗い方で洗えていれば、口腔内に起こり得るさまざまなトラブルを回避できます。

基本は毎食後に水洗い

インビザラインのマウスピースは食事の際に外しますが、外すタイミングで必ず水洗いを行いましょう。水洗いをするときは、指でこすってぬめりや目に見える汚れを取り除いてください。

この時にお湯は使わず、水もしくはぬるま湯を使います。

1日1回はブラッシングをする

最低でも1日1回は歯ブラシを使ってブラッシングしましょう。ブラッシングは歯磨きと同じ方法で行います。強い力をかけずに、優しくブラッシングしてください。

2~3日に1回は洗浄剤を使う

2~3日に1回は、専用の洗浄剤を使ってマウスピースを洗浄しましょう。洗浄剤の使い方は製品によって異なるので、説明書を読んでから使ってください。

洗浄剤を使った後は、薬剤を落とすためにすすぎ洗いが必要です。

インビザライン洗浄時に使用するアイテムや選び方

マウスピースの洗浄をするためのアイテム

インビザラインを洗う時に必要なのは、歯ブラシと洗浄剤です。アイテム選びを徹底すれば、インビザラインの洗浄効果を高められるでしょう。

ここでは、インビザラインのマウスピースを洗浄する時に使用する、歯ブラシと洗浄剤の選び方について解説します。

毛がやわらかい歯ブラシを選ぶ

インビザラインを洗う時は、ブラシの毛がやわらかい歯ブラシを使いましょう。毛が硬いものを使うと、マウスピースを傷つける可能性があるからです。

自分に合う洗浄剤を選ぶ

注意しないといけないのは、マウスピース専用の洗浄剤を選ぶことです。洗浄剤には、泡・スプレー・つけ置きと3つのタイプがあるので、ご自身にあうものを選びましょう。

泡とスプレータイプは洗浄時間が1~5分と短い製品が多いため、外出先での洗浄を検討しているなど、洗浄時間を短くしたい方に好まれます。つけ置きタイプは洗浄時間が5~30分と長いため、在宅中の洗浄に使用する方が多いです。

また、洗浄剤の配合成分によっても効果が異なります。漂白活性化剤が配合されている洗浄剤は漂白作用が高く、黄ばみに対して効果が期待できるでしょう。酵素が配合されている洗浄剤はたんぱく質汚れを分解でき、ブラッシングでは落とせない食べかすを落とせます。

自分のライフスタイルや洗浄における悩みに合わせて、洗浄剤を選びましょう。

インビザラインのマウスピースを洗う際の注意点

インビザラインのマウスピースを洗う際の注意点イメージ

インビザラインを洗う時には、いくつか注意すべき点があります。注意点を抑えておくことで、インビザラインを綺麗な状態で長く使えるでしょう。

インビザラインのマウスピースを洗う際の注意点は、次の通りです。

お湯を使わない

マウスピースは、厚さ0.5mmの薄いプラスチックでできています。そもそもプラスチックは熱に弱く、マウスピースは薄いことから、熱を加えると変形するリスクがあります。

40℃以上の湯は使わず、水かぬるま湯で洗浄しましょう。

硬いブラシや研磨剤入りの歯磨き粉を使わない

硬いブラシや研磨剤が入った歯磨き粉を使うと、マウスピースを傷つける可能性が高いです。研磨剤や硬いブラシでできた細かい傷に細菌が溜まりやすくなり、口腔内トラブルの原因となるでしょう。

しっかりと乾燥させる

インビザラインを洗浄した後は、しっかりと乾燥させてから装着しましょう。水分が残ったまま装着すると、細菌が繁殖したりカビが生えたりする可能性があります。

洗浄後に自然乾燥するのが理想ですが、難しい場合にはティッシュなどでしっかりと水分を拭き取ってから装着しましょう。

インビザラインはどのくらいの頻度で洗う?

インビザラインの洗浄頻度イメージ

インビザラインは自分の歯を磨く頻度と同様に、なるべく毎日毎食後に洗いましょう。「数週間で交換するから洗浄しなくても大丈夫」と思う方もいるようですが、洗浄を怠れば後述するリスクにつながる可能性が高まります。

毎食後洗浄することが理想ですが、人によっては難しいばあいもあるかもしれません。その場合は、少なくとも1日1回就寝前には丁寧に洗浄し、インビザラインを綺麗にした状態で装着して就寝しましょう。

インビザラインの外し方と保管方法

洗浄されたマウスピース

インビザラインは正しく外し、正しく保管しなければ破損の可能性が高まります。破損を防ぐために、ここではインビザラインの正しい外し方と保管方法をご紹介します。

インビザラインの正しい外し方

インビザラインを外す時には、指を片側の奥歯の内側に引っかけて少し浮かせます。片方ずつ行い、両方浮かせられたら前歯を内側から外しましょう。

この時に注意すべきなのは、必ず奥歯の部分から外すことです。前歯の部分にはアタッチメントがついている方が多く、無理に前の歯に圧をかけて取ろうとするとアタッチメントが外れる可能性があります。

また、インビザラインを取り外す専用の器具、アライナーリムーバーを使う方法もあります。インビザライン矯正を始めたばかりでうまく自分の指では外せない方や、ネイルなどをしていて爪や指を使えないという方は、アライナーリムーバーを活用しましょう。

インビザラインの保管方法

インビザラインを外したら、破損や紛失を防ぐために必ず専用のケースに入れて保管しましょう。また、前述したようにインビザラインは熱に弱いため、高温になる場所は避けて保管してください。

キッチンや窓際など、高温になる可能性が高い場所では保管しないようにしましょう。

インビザラインを正しく洗浄するメリット

インビザラインを正しく洗浄するメリットイメージ

インビザラインを正しく洗浄することで、さまざまなメリットを享受できます。インビザラインを正しく洗浄することで得られるメリットは、次の通りです。

劣化を防止できる

正しく洗浄すれば汚れや細菌を取り除けるので、インビザラインの材質の劣化を防止できます。また、インビザラインの変色や着色汚れも予防できるため、インビザライン特有の透明感を保ったままマウスピースの使用を継続できるでしょう。

口腔内環境を清潔に保てる

インビザラインを洗浄せずに使用し続けると細菌が繁殖するため、口臭や虫歯、歯周病になる可能性が高まります。口腔内の環境を清潔に保つことで、不快感なく治療を継続できるでしょう。

インビザラインを正しく洗浄しないリスク

インビザラインを正しく洗浄しないリスクイメージ

すぐに交換するからとインビザラインを正しい洗い方で洗浄せずに、使い続ける方もいるかもしれません。

しかし、正しい方法で洗浄しないとさまざまなリスクが生まれます。インビザラインを正しい洗い方で洗浄しないと起こり得るリスクは、次の通りです。

治療期間が長くなる

インビザラインを正しく洗浄せず汚れたまま使用すると、インビザラインのマウスピースの変形・破損を引き起こす可能性が高まります。マウスピースが変形あるいは破損した場合には、再度作り直さなければならないので、治療期間が長くなります。

また、正しく洗浄されていないインビザラインを装着すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。インビザライン矯正中に虫歯や歯周病になった場合には、一旦インビザライン矯正を中断して虫歯や歯周病の治療に専念しなければなりません。

治療が計画通りに進まず、治療期間が長くなるリスクが考えられます。

治療費用が増加する

正しい洗い方で洗浄しないことで、インビザラインが変形・破損する、虫歯や歯周病の治療で歯を削って作っていたインビザラインが合わなくなることがあります。マウスピースを使えなくなった場合は、作り直さなければなりません。

再度インビザラインを作り直すということは、作り直した分の費用がかかります。当初の予定よりも、治療費用が増加するリスクがあるでしょう。

まとめ

洗浄されたマウスピースをはめようとしている女性

インビザラインは、正しい洗い方で洗わないと治療期間や治療費用、さらには歯に対して大きな影響を及ぼします。必ず、歯科医師に指示された正しい洗い方で洗いましょう。

毎食後汚れやぬめりを指でしっかりと洗い、1日1回でもいいのでブラシを使って汚れを落としましょう。また、数日に一度の洗浄剤の使用は、インビザラインをさらにきれいに保つためには必要不可欠といえます。自分に合ったものを選んで使ってみましょう。

「インビザラインの正しい洗い方をもっと詳しく知りたい」「今の自分の洗い方が正しいか知りたい」という場合には、インビザライン矯正を行っている歯科医院を受診し、歯科医師へ相談してみましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、神戸市垂水区にある春藤歯科医院にお気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご相談ー Contact ー