ブログ

マウスピース矯正は何年かかる?前歯だけの場合は?長引かせないポイント

こんにちは。神戸市垂水区にある春藤歯科医院です。

マウスピース矯正は矯正装置が目立ちにくく、食事や歯磨きのときには取り外しできるなど、メリットの多い矯正方法です。

しかし、矯正を検討するにあたり、マウスピース矯正の治療期間について疑問や不安を抱える方が多いのではないでしょうか。

今回は、マウスピース矯正は何年かかるのか解説します。長引かせないためのポイントについても解説しますので、マウスピース矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正とは

マウスピース

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。マウスピース矯正ではマウスピースを1日20時間以上装着し、1〜2週間ごとに交換して少しずつ歯を動かしていきます。

従来のワイヤー矯正のように歯に強い力をかけるわけではないので、痛みが少ないという特徴があります。

また、装置が透明なので目立ちにくく、矯正治療をしていることを周囲の方に気づかれにくい点もメリットです。歯列矯正は何年もかかるものなので、矯正装置が目立つことに抵抗があるという人も少なくありません。

マウスピース矯正ならば矯正装置が目立ちにくいので、見た目を気にする必要はないでしょう。

マウスピース矯正は何年かかる?

マウスピースをはめようとしている人

マウスピース矯正にかかる期間は、歯並びの乱れや矯正箇所によって異なります。また、治療後には保定期間も必要です。

マウスピース矯正の矯正期間と保定期間についてみていきましょう。

矯正期間

歯を動かして歯列を綺麗に整えるための矯正期間は、全体矯正で1年〜3年が目安です。歯並びの乱れが軽度であれば短い期間で終えることができ、重度であれば矯正期間は長くなります。

矯正治療中は、食事や歯磨きのとき以外は基本的にマウスピースを装着する必要があり、一日の大半は装着している状態になります。

保定期間

綺麗に整えた歯列を固定させるための保定期間は、2年が目安です。矯正治療で動かした歯は、元の位置へ戻ろうとします。保定期間は後戻りしないようにするための大切な期間です。保定期間中はリテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。

矯正期間で綺麗に歯を整えても、保定期間できちんとリテーナーを装着していなければ歯は後戻りを起こす可能性があります。保定期間中は歯科医師の指示通りにリテーナーを装着することが大切です。

前歯だけのマウスピース矯正の期間

前歯だけのマウスピース矯正の期間のイメージ

前歯だけを矯正したいというケースもあるでしょう。前歯だけを治療する場合は部分矯正になるため、全体矯正よりも短い期間で終えることができます。前歯だけを治療する場合の矯正期間は2カ月〜半年ほどが目安で、場合によっては1年かかることもあります。

歯を動かすスペースを作るために歯と歯の間を少し削る処置が必要になることもあるでしょう。また、マウスピースだけでは治療が難しい重度の前歯の乱れは、ワイヤー矯正と併用することもあります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の期間はどっちが短い?

ワイヤー矯正の歯列模型

歯列矯正をするのであれば、できるだけ短い期間で矯正を終わらせたいと考える方もいるでしょう。マウスピース矯正とワイヤー矯正を比べた場合、矯正期間はほとんど同じくらいです。

ワイヤー矯正には、歯の表側に装置を装着する表側矯正と、歯の裏側に装置を装着する裏側矯正があります。表側矯正で治療する場合にかかる期間は1〜3年程度です。

一方、裏側矯正で治療する場合にかかる期間は1年半〜3年程度と、表側矯正よりも長くなるケースもあるでしょう。

そもそも歯を短期間で動かすことは難しく、矯正治療は時間がかかるものです。ワイヤー矯正もマウスピース矯正も全体矯正をするならば最低でも1年はかかり、歯並びの状態によっては3年ほどかかります。

マウスピース矯正でも部分矯正ならば短い期間で終えることができますが、部分矯正の適応となるかどうかは歯科医師に確認が必要です。

マウスピース矯正の期間を早めることはできる?

マウスピース矯正の期間を早めることはできるか考えている人

マウスピース矯正を早く終わらせたいと考えても、基本的に治療を早めることはできません。マウスピース矯正は治療計画のもとで進められるものです。そのため、早めるのではなく、治療を長引かせないことが大切です。

マウスピースの交換時期は決まっていますが、交換時期を自己判断で早めても矯正期間を短くすることはできません。むしろマウスピースが合わないので歯を計画どおりに動かすことができず、治療期間が長引く原因になります。

どうしても矯正期間を短くしたい場合は、ワイヤー矯正との併用を検討する必要があるかもしれません。

マウスピース矯正を長引かせないポイント

マウスピース矯正をしている人

マウスピース矯正を長引かせないためにはどうしたらいいのでしょうか。

ここでは、マウスピース矯正を長引かせないようにするポイントをご紹介します。

マウスピースの装着時間を守る

マウスピース矯正を治療計画通りに進めるためには、マウスピースの装着時間を守る必要があります。装着時間を守らなければ治療計画通りに歯を動かすことができず、治療期間が延びる原因になります。

マウスピースの装着時間の目安は1日20時間以上です。食事や歯磨きをするとき以外は常に装着している状態が理想といえるでしょう。マウスピースは取り外しできますが、つけ忘れたり紛失したりしないように注意してください。

マウスピースの交換時期を守る

マウスピース矯正では1〜2週間ごとにマウスピースを交換し、歯を少しずつ移動させます。歯科医師から指示された時期にマウスピースを交換することが大切です。

自己判断でマウスピースの交換時期を早めても治療期間を短くできるわけではありませんし、歯や骨を痛める原因にもなります。

お口の中を清潔に保つ

矯正期間中はマウスピースを長時間装着するため、唾液の循環が悪くなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。虫歯や歯周病になると矯正治療を中断して虫歯や歯周病の治療を優先しなければならないケースもあります。そうなると、矯正治療の期間が延長になるでしょう。

また、虫歯や歯周病の治療後、矯正治療を再開する際にマウスピースを作り直さなければならないケースもあり、費用や手間がかかります。矯正期間中は歯磨きやマウスピースの洗浄をしっかり行い、虫歯や歯周病にならないようにしましょう。

マウスピースの紛失・破損・変形に注意する

マウスピースの紛失・破損・変形が起こると作り直しが必要になり、矯正期間が長引いてしまいます。

取り外しできる点はメリットですが、しっかり保管しないと紛失することがあるかもしれません。マウスピースを外した際には専用ケースに入れるなどして紛失しないようにしましょう。

また、マウスピースは薄い素材で作られているので、破損したり変形したりする可能性があります。お湯で洗浄することや、マウスピースを装着したまま食事をすれば、破損や変形を招きます。食事の際にはマウスピースを外し、洗浄する際には流水で優しく洗い流してください。

定期的に歯科医院を受診する

矯正期間中は定期的に歯科医院を受診することが大切です。矯正治療が順調に進んでいるかを確認してもらうことができ、虫歯や歯周病なども早期に発見することができます。マウスピース矯正中の通院頻度は2〜3カ月に1回程度です。歯科医師の指示に従って通院しましょう。

まとめ

マウスピース

マウスピース矯正の治療期間は全体矯正ならば1〜3年ほど、部分矯正ならば2カ月〜1年ほどです。

マウスピース矯正を計画通りに進めるためには、マウスピースの装着時間や交換時期を守ることが大切です。マウスピースの交換時期を早めても治療を早く終えることはできません。歯科医師の指示に従ってマウスピースの交換を行いましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、神戸市垂水区にある春藤歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院では、マウスピース矯正(インビザライン)や小児矯正(インビザライン・ファースト)、ホワイトニングだけでなく、虫歯治療や歯周病治療などにも力を入れています。ホームページはこちら矯正相談もお待ちしております。

最近の記事

  1. 乳歯の虫歯治療方法について|放置リスクや子どもが怖がるときの対処法

  2. マウスピース矯正の費用を徹底紹介!内訳や費用を抑える方法とは

  3. 歯石取りで歯医者を受診するメリットとデメリット!流れや費用と頻度

カテゴリー