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インビザラインとは?透明なマウスピース矯正の仕組み

デジタルスキャン&3Dモデルで作る
インビザライン治療は、まずお口の中をスキャナーで読み取ることから始まります。従来の粘土のような型取りは不要で、iTero(アイテロ)といった3Dスキャナーを使って、わずか数分で精密な歯型データを取得します。このデータをもとに、患者様専用のマウスピース(アライナー)をデジタルで設計。治療の完了までに必要なアライナーを一括でシミュレーションします。
ズレで歯が押され“動く”力の仕組み
マウスピースには「理想的な位置にある歯の形」が反映されており、現在の歯並びとの差(ズレ)によって歯に力が加わります。この力が歯の根の周りにある“歯根膜”に伝わり、周囲の骨が少しずつ吸収・再生されることで、歯がゆっくり動いていきます。
アライナーの交換サイクルと力のコントロール
インビザラインは1枚のアライナーで約0.25mmずつ歯を動かします。1〜2週間ごとに次のアライナーへ交換し、少しずつ目標の位置へ近づけていきます。動かす歯の本数や順序もコンピューターで細かく調整できるため、効率的かつ計画的に治療が進行します。
痛み・違和感はある?どれくらい?

ワイヤー矯正との違いや痛み比較
インビザラインはワイヤー矯正と比較して、痛みが少ないと言われています。金属を使わないため口内炎ができにくく、装着直後に多少の圧力を感じても、1〜2日で慣れる方がほとんどです。また、アライナーは角がなく丸みを帯びた形で口にフィットするので、違和感も最小限に抑えられます。
アタッチメント・ゴムかけ補助装置とは?
歯を効果的に動かすために、小さな突起物(アタッチメント)を歯に装着したり、上下のマウスピースにゴムをかけて噛み合わせを調整することがあります。
これにより力の方向を調整でき、より複雑な動きも可能になります。見た目への影響はほとんどなく、目立ちにくいのが特徴です。
効果を感じるまでの期間は?

目に見える変化はいつから?
早い方では、治療開始から3〜4ヶ月で前歯の動きが目に見えてわかることがあります。奥歯や細かい歯並びの調整にはもう少し時間がかかりますが、徐々に変化していく過程を見ることで、治療のモチベーションにもつながります。
効果が遅れる原因と対策
装着時間が短い(1日20時間未満)、アライナーの浮き・破損、自己判断での使用中断などが原因で、治療効果が出にくくなることがあります。毎日の装着時間をしっかり守り、定期的なチェックを受けることがスムーズな治療につながります。
どんな症例に向いている?向かない?

軽度〜中等度の不正咬合ケース
インビザラインは、軽度から中等度の「すきっ歯」「前歯のがたつき(叢生)」「出っ歯」などの症例に適しています。特に見た目や会話中の印象を気にされる方には、大きなメリットがあります。
重度症例や骨格的問題の場合
一方、重度の歯のねじれや骨格そのものに原因がある不正咬合には、ワイヤー矯正や外科的治療が必要なケースもあります。インビザラインが適しているかどうかは、歯科医院での精密な診断が必要です。
後戻りは?保定期間と注意点

保定装置(リテーナー)使用の必要性
矯正治療が完了した後は、元の位置に歯が戻らないよう「リテーナー」と呼ばれる保定装置を装着します。特に矯正直後は歯が不安定なため、リテーナーの着用が必須です。使用期間は一般的に1〜2年ほどで、徐々に装着時間を減らしていきます。
後戻りしにくくする日常ケア
リテーナーの装着と併せて、歯ぎしり対策、舌癖の改善、歯科での定期チェックなどを行うことで、後戻りのリスクを減らせます。治療後も継続的なケアが大切です。
まずは無料相談へ
当院では、3Dシミュレーションを使って、「ご自身の歯並びがどんなふうに整っていくか」を事前に確認できます。
「私の歯並びはインビザラインで改善することができるのかな?」と悩まれている方は、まずはお気軽にご相談ください。LINE予約・お電話、どちらも受付中です。