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マウスピース矯正は浮いても大丈夫?

マウスピース矯正をしていると、「浮いているけど大丈夫?」と感じることがありますよね。
実は、マウスピースが浮くことはよくあることなんです。
マウスピース矯正を始めたばかりのときや、新しいマウスピースに交換した直後には多くみられます。
歯がまだ動き始めている段階なので、マウスピースが浮きやすくなります。
しかし、だんだんとマウスピースが歯になじんでくるので、マウスピースの浮きは数日以内に解消されることが多いです。
しかし、ずっと浮いたままであったり、痛みや違和感がある場合はそのまま放置せずに歯科医院への受診をおすすめします。
マウスピースの許容範囲について
多くの場合は許容範囲内で、小さな浮き(0.5mm程度)は問題ありません。
この程度であれば、マウスピース矯正が進む中で歯が動いてきて、マウスピースが自然にフィットしてくるからです。
ただし、浮きが1mm程度以上になると、注意が必要になります。
浮きが2mm以上になり、痛みを感じる場合は、マウスピースがうまく合っていない可能性が非常に高いです。
合っていない場合は、マウスピースの調整や再作成が必要になることがあるので、浮きがどの程度あるのかを確認してください。
マウスピース矯正が浮く原因とは?

マウスピースが浮く原因にはいくつかあり、代表的なものを紹介していきます。
マウスピースがまだ馴染んでいない
マウスピースがまだ馴染んでいないことで、浮くことが多々あります。
歯がまだ動いているときによく起こることで、数日から数週間の間に、自然に治ることが多いです。
マウスピースの装着時間が不足している
マウスピース矯正は、装着時間が非常に大事で、1日20〜22時間程度装着する必要があります。
しかし、マウスピースの装着時間が不足していると、しっかりと歯が動かず、結果としてマウスピースが浮いてしまうことがあります。
食事や歯磨きの際にマウスピースを外したまま装着しないでいると、マウスピース矯正の治療が進まなくなります。マウスピースの浮きを防ぐためには、できるだけ長い時間装着して決められた時間を守るようにしましょう。
マウスピースをつける順番が異なっている
マウスピース矯正では、マウスピースをつける順番にも気を遣ってください。
治療計画に合わせて、前歯や奥歯からなのか確認し、順番通りにつけましょう。
もし、つける順番を間違えてしまうと、歯の位置が不安定になり、マウスピースが浮く原因になります。そのため、マウスピース矯正を進める上では、必ず指示された通りの順番でマウスピースをつけるようにしてください。
マウスピースが変形や破損した
マウスピースは丈夫な素材を使って、歯にぴったりと合うように作られます。
しかし、マウスピースの扱いが雑であったり、保存の仕方が正しくないと、変形したり破損したりすることがあります。
例えば、食事の後にきちんと洗わずにそのままケースに保存するなどです。
マウスピースが破損して変形した場合は、すぐに歯科医院に相談してください。
マウスピースが浮いた場合の対処法とは?

マウスピースの浮きが気になるからといってそのまま放置せず、できるだけ早く対処をしてください。具体的な対処法をいくつかご紹介します。
マウスピースの装着時間を守る
繰り返しにはなりますが、マウスピース矯正の効果を感じやすくなるには、1日の装着時間を守ることが非常に大切になります。
食事や歯磨きの際にマウスピースを外すことは仕方ないですが、それ以外の時間はしっかりと装着することを意識してください。
チューイーを噛む時間を増やす
チューイーという専用の小さなゴムのような素材を噛むことで、マウスピースが歯にしっかりと合うようになります。
チューイーを使用する時間を増やすことでマウスピースの浮きを防ぐこともできるため、新しいマウスピースに交換したばかりのときなどはチューイーを利用しましょう。
1つ前のマウスピースに戻す
新しいマウスピースが浮いている場合は、1つ前のマウスピースに戻すこともひとつの方法です。
新しいマウスピースがまだ歯に馴染んでいない場合、以前のマウスピースに戻してしばらく使用することで、歯の動きより進み、浮きがなくなることがあります。
これは一時的な対処法として効果的になります。
マウスピースを作り直す
もし、マウスピースの浮きが解消されず、他の対処法を試しても改善しない場合は、マウスピースの作り直しを検討しましょう。
理想の歯並びを目指すためにはマウスピースが歯にぴったり合っていることが望ましいですし、治療計画通りに治療を終えるためにも、早めに歯科医院での相談を行ってください。
マウスピースが浮いたままだとどうなる?

マウスピースが浮いたまま放置しておくと、いくつかのリスクや問題点があります。
マウスピースの浮きが続くことで、矯正治療がうまく進まないだけでなく、痛みや不快感に繋がることも多くあります。
口内炎ができる
マウスピースが浮いたままだと、歯とマウスピースの間に隙間ができ、マウスピースが歯にくっついていない状態が続きます。
これにより、浮いた部分が歯茎や口内の粘膜に擦れて、口内炎ができやすくなります。
口内炎ができると、痛みを感じ、食事や会話もしにくくなることもあるため、マウスピースが浮いている場合は早めに対処してください。
マウスピース矯正の治療計画が進まなくなる
マウスピースが浮いたままの状態を放置すると、矯正治療が計画通りに進まなくなる可能性があります。
マウスピースが浮いた状態では歯が思うように動かず、結果として治療期間が長引いてしまいます。
そのため、マウスピースが浮いてればそのまま放っておかずに歯科医師に相談してください。
歯並びが悪化する
マウスピースが浮いている状態が続くと、歯並びが悪化するリスクもあります。
歯がしっかりと動かず、歯並びが元の位置に戻ってしまったり、歯の動きが不安定になったりします。
マウスピースを正しく調整しないと、理想の歯並びを叶えることが非常に難しくなります。
神戸市垂水区でマウスピースが浮くと感じたら【春藤歯科医院】へ
マウスピースの浮きが気になる場合や不安な場合は、早めに当院にご相談ください。
当院では、マウスピースが浮いている原因を明らかにして、適切な処置を行い患者様に合った治療を行っていきます。
マウスピース矯正の治療を予定通りに進めることは何より大切ですので、マウスピース矯正に関してのお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。